据え置き型ゲーム機
1977年7月、任天堂は初の家庭向けテレビゲーム「カラーテレビゲーム」を発売しました。これはもともと或る電卓メーカーと三菱電機が共同で開発していたものでした。ところがその電卓メーカーが倒産し、三菱電機は任天堂に企画を持ち込んだというわけです。こうして任天堂により発売されたカラーテレビゲームは約100万台を売り上げました。
1978年、任天堂はトップビューのレーシングゲーム「レーシング112」を発売しました。トップビューとは、ゲーム画面が上からのアングルになっているもののことです。このタイプのは今でもありますが、こんなにも昔からあったんですね。このゲームは112種類のゲームが遊べるという触れ込みでしたが、実際には一つのレースゲームしかなく、その設定を変えられるだけでした。設定の組み合わせが112個になるので、あながち間違いではないのですが、これじゃあ飽きちゃいますよね。事実このゲームの販売台数は約16万台にとどまりました。任天堂でも失敗することがあるんですね。