この記事の主張は、タイトル通りです。でも「ああ、そっか」とポンッと手を叩いて納得する人は、まぁいないでしょう。きっと「なんで?」と思われたことでしょう。そこでこの記事では、その理由をメインに話します。でもアウトプットの仕方も少し話します。安心してください。
アウトプットは大事というより前提のもの
もしあなたが大人なら、学生時代を思い出してください。真っ先に思い浮かぶのは、青春していた姿だと思います。ですが、こんな思い出もありませんか?「教科書を何度も読め」と言う先生の姿。そしてそれにうんざりするあなたの姿。
確かに、教科書を一回だけ読んで覚えられる人なんていません。
いや、嘘です。世の中には異常に記憶力がいい人も存在します。例えば写真記憶というやつをする人もいます。もっと凄い人もいます。ハイパーサイメシアと呼ばれる人たちは、自分の身に起こったこと全てを記憶します。漫画やラノベにあるチート能力の域ですよね。でも彼らは彼らなりの行き辛さを抱えているそうです。
話を戻します。普通は、このように簡単に覚えてしまうなんてことは出来ません。だから読み直す、当たり前です。しかしその結果は皆さんもご存じの通り、うまくいきません。何度も読んでいるはずなのに、覚えられない。もしかしたら、自分は記憶力がないのかもしれない。そんなことすら頭によぎったりします。
でも、大丈夫です。それは人の記憶の仕方にそぐっていないだけだからです。人には単純な面と複雑な面がありますが、これについては前者です。具体的な話に入ります。人が何かを覚える時の条件はこの三つです。
(1)
それが命に関わることである
(2)
それに興味がある
(3)
それをアウトプットする
このうち一つでも当てはまったら覚えます。もちろん複数当てはまっていても覚えます。言った通り、単純でしょう?
(1)を考えます。もしあなたが死に直面した経験を持っているなら、その時の様子を鮮明に覚えているはずです。その時の景色、その時の音、その時のにおいなど。ただ、トラウマとなって思い出せない場合もあるでしょう。それでも、脳の根っこのほうで覚えているはずです。
(2)を考えます。みなさんは、ゲームをしたことはありますか?この時代、一回もないというほうが珍しいでしょう。そんなゲームですが、内容は覚えていますか?好きなゲームは事細やかに覚えているんじゃないですか?一般に、ゲームは人に興味を持たせるよう綿密に設計されています。まあいわゆるクソゲーもありますが。私も子供の頃、ポ〇モンをやっていました。あんなにも色々な情報が詰め込まれているのに、不思議と覚えちゃうんですよね。それも興味を持ったからです。
さて、あなたが何らかの本の内容を覚えたいとします。そしてそれは命に関わるものでなければ、あなたが興味を持つものでもないとします。そうなったらもう、アウトプットするしかありませんよね?逆に言えば、読むだけでは覚えられません。ひたすら読めばいい、というあの言説は幻想です。少し話が哲学臭くなってしまいましたが、要はシンプルな話です。あの3つの条件のどれか一つでも当てはまっていればいいんです。でもこのような場合、上二つは中々巡り合えないものだから、アウトプットしましょう。そういう話です。
アウトプットの仕方
例えばまず、音読が挙げられます。これはみなさんが思っている以上に、ただ読むだけと違います。なぜならそもそも、覚える条件を満たしているか否かが違うのですから。より覚える気がするではなく、これで初めて覚えるんです。
次に、暗唱が挙げられます。暗唱中は何もヒントがないので、いきなりやるのは難しいです。音読をしてからのほうがやりやすいでしょう。
次に、要約が挙げられます。要約するとき、隅々まで覚えている必要があります。だから自然と頭の中で色々思い出すわけです。言い換えるとアウトプットですね。ちなみに私はこのやり方が好きです。
次に、人に話すというのが挙げられます。人に話すためには、頭の中で色々想起する必要が出てきます。要約と同じですね。人を呼んでおいて「……」となるわけにもいかないので、脳が頑張って思い出すわけです。ただこのやり方ですと、話す相手が必要です。同居する人がいなかったり、友達が少ない人は厳しいでしょう。そしたら音読したり要約したり、何か一人で出来ることをしましょう。
他にもアウトプットの仕方はあります。インターネットで調べたら、沢山出てくると思います。サイトで見れるものだったり、本という形でお金を払う必要があるものだったり。内容にしても王道からマニアックなものまで、実に様々です。
いずれにせよアウトプット法なのですが、人によってどれが好きで嫌いかが違います。だから何が自分に合っているのか分からなかったら、調べて出てきたものを片っ端から試してください。きっとその過程の中で、あなたのやり方が確立されていくはずです。
終わりに
今回は、アウトプットについて話しました。早速アウトプットしたくて、うずうずしたくなったんじゃないですか?そんな皆さんを焦らしたくないので、これで話を終わりにします。では、いってらっしゃい!
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