錯覚とは?徹底解説

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今回は錯覚のお話です。推理小説を書く際に使えるかなと思い、この話題を取り上げました。Wikipediaを参考にしていますので、不明な点がございましたら、そちらの方をご覧ください。

知覚と認知との間にズレが起きることを錯覚と言います。一般に悪い意味で使われる言葉ですが、心理学では単に通常ではない認知を指します。錯覚はその原因によって4つに分けられます。

不注意性錯覚
これは対象への注意が足りないために起こる錯覚です。代表的なのが見間違い、聞き間違いですね。

感動錯覚
これは恐怖や期待などから発生する知覚です。例えば、暗闇を心細く歩いているとします。すると物の影が人影に見えたり、風の音が人の気配に感じたりするというのが具体例となります。

パレイドリア
物の形から何らかの生き物を見出してしまう知覚です。三点のしみが人の顔に見えたりするやつです。それが人の顔でないことは理解していても、一度それを感じるとなかなか抜け出せなくなります。

生理的錯覚
特定の配置になっていたり特定の状態であったりする対象への錯覚です。音階が無限に上昇あるいは下降を続けるように聞こえるアレです。一応名前がついていまして、シェパード・トーンと言うそうです。それから幾何学的錯視もこれに該当します。

錯覚の視覚バージョンが錯視です。代表的なものを説明していきます。

ミュラー・リヤー錯視
これは線分の両端に矢印がついたものへの錯視です。同じ長さの線分であっても、両端共に内向きの矢印なら短く、外向きなら長く感じます。さらに条件が入ったミュラー・リヤー錯視もあります。中央に点があり、両端共に同じ方向の矢印が付いた線分に対して発生します。矢印が外向きの方に点がずれて見えるのです。

ツェルナー錯視
互いに平行な4本の線分があります。それぞれの線分には、一定の方向に短い斜線が並んでいます。隣り合う線分同士の斜線は互いに逆向きになっています。このような図形を見ると、線分同士が平行でないように感じられるのです。

へリング錯視
或る直線Aがあり、その一点αからAを軸として無数の半直線が伸びています。さらに、Aに平行な2つの直線B、CがAを挟む形で置かれています。この時、B、CがAから外向きに膨らんで見えるのです。ちなみに、αを通りAに垂直な直線とB、Cとの交点が各々の膨らみの頂点です。

ポンゾ錯視
三角形αがあり、αの内部にαの一辺abに平行な線分が2本置かれています。その2本は同じ長さです。この時abに向かい合う頂点に近い方の線分が遠い方より長く見えます。

フィック錯視
横線を縦に回すと長く見えるという錯視です。

ポッゲンドルフ錯視
線分があり、その途中に四角形を置きます。四角形のどの辺も線分と平行でないとします。この時、線分の四角形と接する2点がずれて見えるというものです。

今回は錯覚、特に錯視にはどんなものがあるか解説しました。ご紹介したものの中に気に入ったものがありましたら、ぜひ推理小説のトリックに組み込んでください。別に推理小説でなくとも、好きなようにご活用ください。

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